コロナウイルス対策としての自粛に関して、最近ではコロナよりも経済を回すべきだという意見も出てきています。
その根拠として、20代から30代の若い世代は感染しても症状は軽いから、というのです。
実際、東京では新宿の夜の街で若い世代を中心に感染が広がりました。
しかし、60代以上の方が感染すると重症化することは変わりません。
また、ワクチンもすぐにはできません。
コロナのようなRNAウイルスは変異します。
インフルエンザは、次の年の流行する系統(型)を予測してワクチンを作ります。
コロナウイルスでは、すぐにでもワクチンができるかのごとき報道がなされていますが、そのワクチンは「今」はやっているコロナウイルスに対するワクチンです。
来年もまた同じ型のウイルスが流行るという保証はありません。
そもそも、次に流行るウイルスの型を予測する方法がありません。
インフルエンザでいえば、流行遅れとなった去年のワクチンを接種するようなものです。
ワクチンがすぐにでもできるから、というような安心感は禁物だということです。